店舗スタッフからのお知らせ

不器用なのにモノ作り大好きな中島です。

花巻店

久々にスピーカーを製作しようと思い立ちました。

今回は全三部構成となりますが、今回はその第一回目です。

じつはスピーカーユニット自体は2021年に購入済みです。

スピーカーのブランドでは老舗ともいえるFOSTEX社のP1000Kという直径10㎝のユニットです。

2個税込みで3,546円という初心者向けのローエンドモデルということなのですが、

(現在は5,280円に値上がりしておりますが…)

密閉用パッキンや取付け用のネジも付属していて、説明書には詳細な諸元が記載されております。

さすが老舗ブランドといった感じです!

P1000Kの諸元を見たところ、再生周波数の高音再生域が16㎑から上がやや細い気がいたしました。

私の低聴力で聞き取れる周波数どうかは別にして、高音を補うためにNFJというメーカーの3.5㎝シルクドーム型ツイーターを追加で購入しました・・・が・・・

こちらは2個税込み3,700円でしたが、梱包も雑で付属の部品など一切無く、説明書もありません。

ネットで調べましたが、寸法やインピーダンス・最大入力値以外の諸元は再生周波数も含めて不明です。

音づくりの方向性をどうするかなど、設計は大いに悩みましたが、その末に出来た設計図がこちらです。

基本は今までと同様で宮原健作さんの考案によるバックロード対称ホーンです。

空気室は3.5ℓと十分な容積をとりました。

音道の絞りは1対0.3対0.165です。

拡がりは0.23対0.25対0.45です。

音道の長さは115cmになります。

全体イメージを図にすると、このようになります。

FOSTEXの推奨がバスレフ型ということで音の出口面積は9.6㎠(スピーカー直径比0.12)のようです。

バックロードホーンの場合は86㎠以上(直径比1.4~)の開口部といったところでしょう。

今回はダンプダクト構造とし30㎠(直径比0.38)としました。

P1000Kの最低共振周波数は82㎐と十分な数値ですので、低音にはあまり多くを望まず歯切れの良い低音とバランスのとれた中高音再生を目指そうと思います。

Dumpduct Backroad Hornということで

以後DBH-01と呼称します。

ウンチクが長くなってしましましたので、今回はここまでといたします。

次回は組み立てに入りますが、リアルタイムでの製作記になります。

少々間が空くと思いますが、ご了承下さい。