不器用なのにモノ作り大好きな中島です。
花巻店池野Mgrからお知らせです!
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三頭身(?)水野さんのオススメはこのタイヤ!
そしてeKシリーズ用14インチ・ミニキャブシリーズ用12インチタイヤが・・・
この機会に是非タイヤのチェックをしてみましょう!
さて、スピーカー製作の最終回です。
前回記事はコチラから⇩
今回は2wayスピーカーということで、
≪フルレンジスピーカー⇒全音域帯の再生≫
≪ツィーター⇒高音域の補助≫
という構成で考えておりました。
フルレンジは低い周波数から高い周波数まで全域をカバーしますが、高音用ツィーターには余計な低音信号をカットすることで高音再生に専念させる必要があります。
そこでフルレンジからツィーターにどの周波数でバトンタッチさせるかが問題になります。
バトンタッチさせる周波数を「クロスオーバー周波数」といいます。
低音域をカットするために今回使用するのはコンデンサという部品のみです。
この回路を称して「ハイパスフィルター」といいます。
グラフは正確でないかも知れませんが、「当たらずとも遠からず」かなと思います。
手持ちのオーディオ用コンデンサは、どこのご家庭にもある(?)1.0μf・1.5μf・2.0μfの三種類です。
高音用ツィーターの再生周波数特性が分からない以上、とりあえずこれで調節してみます。
配線については両スピーカーともインピーダンスが8Ωですから、並列接続4Ωの一択です。(直列接続だと16Ωになりますからね・・・)
エイジングには2.0μfを使用することにします。
クロスオーバー周波数は8000㎐チョイぐらいでしょうか。
毎度のことながら最初の音出しは「狙いどおりの音が出るか?」という期待と不安でドキドキします・・・。
DBH-01の第一印象は・・・ワイドレンジになったダイソー300円スピーカー!
チープな感じに聞こえるかも知れませんが、悪くありません!
狙いどおり共鳴管の独特な残響音が少なく、全体的に締まった音質で中高音はクリア感もあります♪
しかし低音は期待ほどではございませんでした…。
ここからエイジングの持久走スタートです・・・。
その後もネットで「エイジング」について調べておりましたら、「100時間かかった」とか「10か月かかった」と言うような書き込みが・・・。
心が折れかかったその時、私の耳に「天の声」が聞こえて参りました。(空耳です)
「助さん角さん、もういいでしょう!」
御老公様がそう仰るのであれば・・・。
やっと40時間を越したタイミングですが、「音を育てる」楽しみを残して一旦調整作業に入ります。
42時間経過時点での音の変化は、低音がだいぶ逞しくなって音像もクッキリしてきた反面、高音が少々キツイ感じです。
そこで、ハイパスフィルターのコンデンサを2.0μfから1.0μf(クロスオーバー周波数は14000㎐ぐらいでしょうか)に付け替えました。
すると・・・イイ感じの高音♪
次に1.5μf(クロスオーバー周波数はおよそ11500㎐)に付け替えましたが、感覚的にはこれがベストだと思いました。(音の好みは人それぞれでしょうが)
実際に測定してみましょう。
まずは2.0μfです。
ちょっとツィーターが働きすぎみたいです。
次に1.5μfです。
イイ感じにバトンタッチできている気がします。
最後に1.0μfです。
高音域の波形が少し荒れています。
(簡易測定のため50㎐以下は雑音を含んでいるかもしれません)
125・240・770㎐付近の谷(黄色の矢印部分)はスピーカーとダクトから出る音の打ち消しあいによるもので、致し方ないところです。
ダクトから出る音はスピーカーの波動と真逆の波動(スピーカーの背面の音のため)になりますので、赤い矢印の部分で音の打ち消しあいが起こります。
しかし楽曲にもよるでしょうが、じつわ実聴ではさほど気になりません。
音の谷と引き換えになるとしても、共鳴管による低音域の増幅は魅力的です。
今回比較に使用するのは前作のDHD-07(改)と、同じ2WayスピーカーであるJBLのcontrol 3 Proの2つです。
まずはDHD-07です。
低・高音ともレンジは狭いのですが低域にはパンチがあります。
共鳴管独特の残響音は強いものの、全体的に音のバランスはいいと思います。
次はJBLです。
中・高音域はDBH-01と似た波形でとてもクリアな音なのですが、低音域は物足りなさを感じます。
コストを比較すると・・・
DHD-07はスピーカーが900円で、材料費を含んでも5,000円チョイです。
DBH-01はスピーカーが7,300円で、材料代を含むと12,800円になります。
JBLのcontrol 3 Proは現行のモデルがネットで33,825円でした。
皆さんならどれを選びますか?
ご希望の方には店舗内で試聴できるよう月末までには準備したいと思っています。
日頃車内で、ご家庭で、聞いている音楽がスマホに入っているなら、Bluetooth接続のDBH-01で聞いてみませんか?
普段と違った「音」が聞こえるかも知れません。
以上、ご清聴ありがとうございました!